トップをねらえ2! #6 あなたの人生の物語

迫り来る変動重力源に対し人類の最終兵器は地球!って意味わかりませんが(笑)。質量なら土星天王星のほうがはるかに大きいし、ガス惑星が不満でもカイパーベルト小惑星帯にたくさん氷の塊や石ころはあるでしょう。確かに物語的なインパクトはあるけど、同時に「トップをねらえ!」のエンディングがあるわけだから地球がなくならないこともわかってる。あまりうまいギミックとは思えないな。
また、迫り来る変動重力源に対して迎え撃つ人類の緊迫感と絶望感があまり感じられない。前作ではバスターマシン3号の縮退開始までバスターマシンを守りきれば勝ち、というわかりやすいルールがあったために総力戦を演出しやすく、また勝利を確信⇒絶望⇒最後の希望という展開が非常にわかりやすかった。今回は人類が早々に地球を放棄してしまったために何が人類の勝利条件なのかがはっきりせず、迎え撃つ人類とバスターマシン7号@福井裕佳梨がどれだけ危機に陥っているのかイマイチ実感がわかない。たとえば地球を絶対防衛線として今戦線がどこにあるか?などと演出していけばもっとわかりやすかったように思う。
と、まあ厳しいことを書いたが、ここ最近のアニメの中でもっとも手に汗握る展開だったことは間違いない。最近はこの手の燃える展開の話がとんと減ってしまったのでこのアニメが正当に評価されて「萌え」ではなく「燃え」アニメの復権を望みたいところだ。

トップをねらえ2! (6) [DVD]

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