涼宮ハルヒの憂鬱 #7 ミステリックサイン

カマドウマ(とカナブン)をリアルなCGで描写して高校生男女との死闘を描く……なんて技術力とリソースの無駄遣い!ビバ!
今日ここでカマドウマの話が出てきたわけだが、それによって古泉の能力の一端と『閉鎖空間』というものの存在、ハルヒ平野綾が無意識的に非日常的な事件の発端を作ってしまうという特性が提示されたことになる。
原作の「憂鬱」単体では有希@茅原実里、朝比奈さん@後藤邑子、古泉の能力と正体の提示がストレートに登場していたのだが、短編を間に挟むことによってそれが伏線のようになり、原作未読の人はあれこれ先を予想しながら「憂鬱」のラストを想像できる。そんなことを狙ってこんな妙ちくりんな構成にしているのではないだろうか。一見ばらばらに見える各エピソードの放送順も実はものすごく良く考えられているように思える。もっとも、ハルヒの傍若無人さを表現する意図が第一にあるのだろうけど。
SOS団のサイトのカウンターが本編と同じ029819で止まっている芸の細かさ。ロゴは「SOS」のままだな。今回の依頼者・喜緑さんは白鳥由里