シムーン #1 堕ちた翼

一から設定を理解しなければならないので大変だが、それがこの手のSFアニメの醍醐味でもあるか。最近少々疲れを感じるのは年をとったせい？（苦笑）
『シムーン』は物語の中に登場する飛行艇のこと。これだけ地味なデザインのメカをタイトルにもってくるからには相当重要な役割を担っていくのだろうと想像される。言ってみればシムーンは『機動戦士ガンダム』ぐらいの意味を持っているということだぞ（笑）『リ・マージョン』はシムーンが飛行した後にできる航跡によって描かれる魔法（？）の紋章のようなもの。これで敵を攻撃するという設定も新機軸ではあるな。見ていて訳がわからなくなりそうで怖いが……
生まれてくる人間がすべて女性という設定がどうなのかは疑問。本編はその設定が『単に女性キャラ増やしたい』ぐらいの理由では許されないぐらいのハードさを漂わせているだけに心配だ。今どき富野由悠季にしか許されないセリフ回しのクドさが鬱陶しく感じられて、そんな言葉遊びに終始している間にどんどん重苦しいストーリーが進んでしまうために1話を見る限りではかなり置いて行かれた感じが強い。とっつきにくいなぁ。キャスト的には豪華なので今後見どころがあれば良いなぁと思いつつ。
バロック音楽テイストで荘厳な雰囲気を醸し出しているBGMが素晴らしい。