かみちゅ! #12 小さな一歩で

taske2005-10-07

これは「女子中学生の日常を観察するアニメ」だと監督も脚本家も公言している、まさにそのとおりの話。
この頃の女の子って確かに何かみんなでやろうと決めるとすごい団結力を見せるね。今回それがバレンタインデーに健二に告白するゆりえ@MAKOを応援することに向いたんだけど、それが嫌味やおせっかいに見えないのは劇中でも言っているようにみんなゆりえのこと大事に思っているからで、こういう空気を作れるのが「かみちゅ」の一番いいところでもあるわけで。
とりあえずテレビ放送のラストなんだけど、最後だからと神様になったいきさつを突然語ったり、神様の力を失ったり、何の神様か判明する話でなくて良かった。神様の力すら使っていないっていうのもなんともこのアニメらしい。
第1回から12回まで作画レベルも高いし、背景美術はその時代を思い出させる非常に丁寧な作りだし、もちろん話は面白いし、キャラクターもいい味出していたし、モノノケのデザインも秀逸、ゆりえの声なんてこれ以上ないほどのハマり役。何よりその動きの細やかさがすばらしかった。
DVD購入組なので、来年3月までは月2話のペースでまったりと視聴継続しときますわ。いいアニメだった。