機動戦士ガンダムSEED DESTINY #47

呆れた…ここに来て総集編入れる馬鹿がどこにいるかよ。…ここにいたかorz
私はロボットアニメ大好きで、CSに加入していることもあって80年代のロボットアニメを今見直すことも多いのだけど、最終回2ヶ月前にはどうやって最後を盛り上げるか、どのアニメも必死になって物語作っているのがひしひしと感じられる。
今見ているのは以前にも触れた「重戦機エルガイム」。この話は「ガンダムSEED DESTINY」とは比較にならないほど複雑な話で、4つの陣営が覇権を争うラストなんだが、激化する戦闘のなかでどのキャラクターも必死で夢をつかもうとする姿がとても印象的で、そこには確かに生きているキャラクターが感じられ、その盛り上げ方は今でも十二分に通用するほどのクオリティを持っている。
これは「エルガイム」だけに限ったことではなく、同時期に放送されていた「マクロス(マクロスのラストは26話w)」も「ダンバイン」も「ダグラム」も「ボトムズ」も「Zガンダム」も「バイファム」も「ガリアン」も…その他すべてのロボットアニメがそれぞれ必死になって物語のラストを盛り上げて楽しませてくれたよ。おかげで20年以上たった今でもこれらのアニメのラストは克明に思い出すことができる。
それに比べてこのアニメはどうだ?ラストに相応しい盛り上がりを見せているか?80年代のロボットアニメ全盛期と比較するのは酷なことかもしれないが、それでもあまりに酷すぎやしないか?私には未だに誰が主人公で誰が倒すべき敵かさえわからないぞ。1度も欠かさず観ているというのに。
ラストでデュランダル池田秀一が掲げた『デスティニープラン』。たかがいち国家元首が『発動する』と宣言したからといって世界はどうなるものでもないだろう。他の国々には何の拘束力もないただのいち政策を物語のラストに持ってこられても「あ、そう」のひとことで終わるだけの話だ。プラントが民主主義国家なら尚更。議長は罷免されて終わりだ。民主主義とは郵便局を民営化するかどうか決めるだけでこれだけ揉める制度だ。