機動戦士ガンダムSEED DESTINY #44

先週のフリからカガリ進藤尚美ラクス@田中理恵、ミーア@田中理恵の間にどんな舌戦が繰り広げられるかと思ったら……何の内容もないじゃないか。30分全編田中理恵の一人芝居でもいいくらいなのに。
このアニメ、全編を通じて"人間同士の会話"が全くない。必ず言葉は一方通行。物語は人間がいて始めて成立するのに、肝心の人間同士が会話をなさないのでは物語が破綻するのも必然。
『兵器を作っても直前になって使うのを躊躇う優しい政治家が多くて』って呆れてものも言えんな。「抑止力」って言う言葉を贈ろう。
その躊躇わずに使用した今回のパクリ兵器、反射衛星砲だが、劇中ではザフトに悟られないようにゆっくりと反射板を動かしていたと称しているが、時間の流れが速すぎてとてもその実感がなく、とってつけたようにしか見えない。全13話でしかなかった「ガンダム0083」でさえコロニーが奇妙な行動をしていることを数話前から伏線張っているのだから全50話もある「ガンダムSEED DESTINY」にできないとは言わせない。できないのはシリーズ構成の無能というほかにないだろう。
いつの間に全容が解明されたのか知らんけど、デスティニープランは中世の封建社会に戻すって言うことでOK?でもあの時代でも戦争は絶え間なく行われていたけどなぁ。お粗末極まりない。
アークエンジェル勢が宇宙に行く必然性も全くない。いつもながらシナリオ進行上仕方ないから無理やり動かしてるだけにしか見えない。