フタコイ オルタナティブ #13 3人でいたい

死ぬか生きるかの最大の危機にすべての不安を口に出して恋太郎にぶつける沙羅@水橋かおり

沙羅『私がいなくたっていいじゃない!』
沙羅『恋太郎には双樹がいるじゃない!』
沙羅『双樹を大切にしてよ!』

今まで沙羅双樹恋太郎の間で永遠の懸案だった事項を口にして、そして恋太郎からその問いに対する答えを聞いて安心感から満面の笑みを浮かべる沙羅が印象的。3人のちょっといびつな関係の核心の部分だけには触れないようにして奔放に振る舞って来た沙羅だが、最期の時を覚悟したその瞬間にすべての我が侭をぶちまけて複雑化していた状況を一気に安定へと導いてくれた。要するに恋太郎の口からそれが聞ければあとはどうでもいい物語だったわけだ。一応これまでの話の流れを包括した最終回に相応しい叫びだったと思うよ。
結局、13話かけて元通りになっただけの何も変わってない物語なんだけど、恋太郎の言う『親が決めた結婚、秘密結社、イカの化け物、複葉機』が出てくる『デタラメな夢』を通して愛を確認しただけってことだね、これは。桜のシーンはそれらが本当に夢だったのではと思わせるぐらい元通りの日常風景だ。

それにしてもユーフォーテーブル……次回作も受けて立とうじゃないか(笑)