エレメンタルジェレイド #11 復讐の賭闘士

伝説の七煌宝樹を以て生身の人間と戦うなんて……。(しかも負けてるし)

ラサティ@緒方恵美『おまえ、わざと負けたのか?』
クー『勝つとか負けるとかじゃねぇよ』

って、勝負するためにここへ来てたんじゃないのか?全く意味不明。
追い打ちをかけるかのように突如マールが『ここではオーナーの私がルールだ!』って、いくら汚い敵役と言えどもそういう納得のいかない役回りを演じさせてはいけないってなんでわからない、脚本家。要するにラサティをピンチに追い込んで同契せざるを得ない状況を作り出したいのだろうけど、それならシンプルに問答無用の卑怯な手を使わせればいいんだよな。『ここでお前に勝たせるわけにはいかないのだ、死ね〜』ぐらいでいいよ。(いや、死んじゃいけないんだけどw)ぐだぐだ理屈こねさせるの格好悪い。

で、重要なのは次のシーン。

絶対にエディルレイドを武器として使わないラサティなのだが、信念から自由を勝ち取るためにあくまで不利な戦いに身を投じてしまう。その姿を見ながらもラサティの気持ちを気遣って同契することに迷いを感じるリィリア@笹本優子、そのリィリアに同契を促すレン。
ここってこのアニメのこれまでの展開の中で一番盛り上がるべきところだよ!!
このアニメの主題である『エディルレイドを武器として使うことに対する疑問』への解答を提示するとともに、ラサティとリィリアの人間関係上の課題をも解決する場面だ。
どうしてこの大事な場面を簡単にスルーしてしまう、脚本家よ。壮大な話をぶちまけておきながら、自らがそのテーマ性にも効果的な見せ方にも気づいていない。

以下、俺の妄想脚本

マールがラサティを倒すために放った狂戦士の前に倒れるクー×レン、ローウェン×キーア。ただ一人敵と対峙するラサティだが、その力の差は歴然。そのラサティのピンチにリィリアが同契を決心する。あくまで同契を拒否するラサティにリィリアが叫ぶ。

リィリア『私、この人たちを救いたいの!』
ラサティ『リィリア、お前そこまで……』

手を取り合う二人を同契の光が包む。
梶浦由記の感動的なBGM

ラサティ『これが……リアクト!』
リィリア『ウソ……気持ちいい……』

……って、見事なクソ脚本だ(苦笑)
いや、要はもっとドラマティックに見せてくれよってこと。