機動戦士Zガンダム #1 星を継ぐもの

これぞガンダム
怒涛の戦闘シーンの連続、何が何でも敵を倒そうとする敵味方パイロットたちの気迫とモビルスーツたちの動き、命の重さと軽さ、けれん味溢れる名言の数々、錯綜する個々人の思惑!
「新訳」の名に相応しく追加された、あるいは解釈の変わったシーンも違和感なく宇宙世紀0087の世界にはまっているし、またここから新たな名言が生まれそうだ。
劇場版にあたってキャストが代わったメンバー、ファ@新井里美、カツ、ブレックス、フォウ@ゆかななどはまったく違和感なし。ファなんかは「まほらば」の梢よりこもっちのほうが適役なんじゃないかと思えるほどだし、フォウも最初からこのキャストじゃなかったかと錯覚するほど。ただし、ハヤト@檜山修之だけはかっこよすぎるぞ、勇者王って感じだが(笑)
モビルスーツ戦も迫力満点。特に今まであまりスポットライトの当たっていなかったアッシマーガンダムMk-II百式アムロのカーゴの戦闘シーンはまさに手に汗握る展開。絶対プラモデルの売り上げ上がるって。欲しくなるもん(笑)
惜しむらくは、新作カットと旧カットでクオリティの差が激しすぎる部分があったこと。20年の歳月とは げに恐ろしや…
あと、時間的制約から難しかったのだろうが、「カミーユ」が描ききれていないような。もっとも、これはフォウとの邂逅のある次作以降でも十分間に合うことなんだろうけどね。